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2014年11月

2014年11月25日 (火)

去年を知ってる草加市民が開始早々駆けつけた今年の「街グルin草加」

 11月23日に開催された「街グルin草加」+「百縁商店街」+「街の音」。
 去年同様快晴に恵まれ、気温も穏やかで絶好の行楽日和。数日前には新聞に折り込み広告が入り、告知も万全。

 私はオープニングセレモニーを見るため、9時半に会場となる草加小学校に到着。
 驚いたことに、10時開始なのにすでに大行列していたグルメがあった。
 それは肉の日山の「A5和牛すじ焼き丼」。昼頃会った知人が嬉しそうに「牛すじ丼のために朝9時から並んで無事GET(^^)」と話してくれた。

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※オープニング

 「街グルin草加」は、一昨年開催された「草加グルメフェスタ」(+「埼玉県B級ご当地グルメ王決定戦」)がかなりの盛況だったことから始まった。
 会場が草加小と聞いたとき、校庭狭いけど大丈夫か?と心配したけれど、「百縁商店街」を同時開催することで人が分散、逆に多くの人が楽しめるイベントになっていた。
 今年もほぼ同じ形での開催。
 当然ながら大盛況。 

 去年は半分以上のグルメが早々に完売してしまっていたので、今年はそんなことはないだろうと思っていた。が、開始前から行列だった「A5和牛すじ焼き丼」は早々に完売(^_^;)。

 去年よりは多くが残っていたけれど、午後にのんびり来る人も多いだろうから、どうにかならないかなとも思う。個人商店の製造には限界があるとは思うけれど………。
 ちなみに私が食べたのは「プチトマ侍」(松原ストアー戸塚青果)と「鶏天小松菜枝豆添え丼」(手作り弁当ひまわり)。どちらも美味しかった。

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※人でいっぱい

 スイーツは食べ物より更に早く、昼には半分が完売。
 残念だったのは、去年一番最後まで健闘した「草加ふささら生せんべい」が早々に無くなってしまったこと。
 スタッフによれば、今年の販売数は1000個。去年は会場の一角で職人さんがせっせと作っていたので2000個売れたそうな。今年は駅前で開催しているおせんべいのイベントに人がかり出されたため、それが出来ず。「生」のため製品化は難しく、イベントでしか食べられない貴重なスイーツなのだが………。
 残念。

 スイーツで開始早々行列になっていたのは、特別販売される草加市立病院の売店の人気商品「パイシュー」。しょっぱなから飛ぶように売れていた。なんせ売り場の横にヤマザキのトラックが2台横付け。
 今年はグルメの方に「豆いっぱい大福」が特別参戦していたから、その分量も多かっただろうけれど目立っていた。
 で、「パイシュー」は5000個売れたそうです(終わりを待たず1時半ごろに完売)。

 いや私も午前中に買っておきましたけれどね(^_^;) 「プレミアムあんぱん」(サンエトワール松原団地店)と「草加バウムクーヘン」(切り株の家)も。どちらも満足。


 さて、同時開催されていた「百縁商店街」。
 こちらは参加店が旧日光街道だけではなく駅東口にも拡大し、「草加駅東口〜旧日光街道100円ショップ化」というくらいの勢い。草加ヴァリエ商店会やマルイのユザワヤは去年は参加していなかったと思う。
 旧日光街道ぞいも人でいっぱい。

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 「三藤屋の玉子焼き」の行列は今年も長く、昼過ぎでも「1時間半待ちです」。もうすでに人気アトラクション。

 カーソン広場では「パリポリンピック 草加大判手焼きせんべいコンテスト」が開催されていて、かなり盛り上がったらしい(「街グルin草加」「百縁商店街」をうろうろしていたため、見られず)。

 同時開催の音楽イベント「街の音」。
 マルイの前と、ボードステージ、旧街道沿い(「百縁商店街」中)。「街の音」とは別に、6丁目商店街に設けられたステージでは「おやじバンド演奏会」。イベントを歩いていると、どこからか音楽が聞こえてくるという雰囲気がいい感じ。
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※マルイ前ステージ


 「街グルin草加」+「百縁商店街」はとっても魅力的なイベントだと思う。
 草加市では一番規模の大きい「ふささら祭り」は、メイン会場がふだんの生活空間ではない綾瀬川左岸広場であり、「よさこい」など日常では見られないパフォーマンスもある特別な空間=「お祭り」。 

 対して「街グル」+「百縁商店街」は、場所がなじみ深い小学校と商店街で、しかも地元のお店が立ち並ぶ、日常の続き的な気安い空間。
 そして何より「食べ物」の引力(食欲の引力(^^)が半端ない。ちらし見てるだけで、これは行かなくちゃという気にさせられる。
 グルメイベントは確実に人を呼べるイベントなのだ。
 

 そういえば、オープニングでちょっとビックリの発表があった。
 来年3月に、「埼玉県B級ご当地グルメ王決定戦」が綾瀬川左岸広場で開催されるというのだ。一昨年にも雨の中草加で開催されたのと同じイベントだ。
 調べてみたら、今年(2014年)は開催されていなかったようだ。2013年に飯能で第11回が開催されているので、次回は第12回。

 今のところこれを裏付ける情報はネット上には見つからなかったが、分かり次第ツイッターなどでお知らせする。
 
 ………もうちょっとたくさん買っておけば良かったなあ。。


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※終了直後に撮影。3時までというのは、ちょっと早い気がする。もう少し長く出来ないものだろうか。お祭りは夜までやっているから、その感覚で来た人は何も食べられない(^_^;)

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※去年に引き続き掲示されていた商店街の紹介パネル。じっくり読むとなかなかおもしろい。「新田横丁商店会」は、飲み屋街がイラストで描かれた看板。風情があって素敵だった。実はこの後ろの空間が、食べる人でいっぱいになっているのだ。

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※「百縁商店街」にあったメダカすくい(青メダカ)
メダカというと「絶滅危惧種指定」(レッドデータブック掲載)と反射的に思ってしまうけれど、Wikipediaを見るとかなり地域によって個体差があるようだ。私の年代では、メダカは近くの川で容易に捕れるもので、「ほおお、メダカすくいか」と興味を持つけれど、子供たちにとってはどうだろう。

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※せんべいフライ
生せんべいに焼く前のせんべいの欠片をまぶして油で揚げたもの。なかなか美味。「草加ふささら生せんべい」同様、イベントじゃないと食べられないせんべいお菓子。

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※草加元気放送局が、各グルメを取材。「百縁商店街」入り口のブースにモニタが置かれ、ライブ配信されていた。
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※会場で配布されていた市内飲食店ガイド。ほぼ網羅されているから、市内でごはんというときに便利。ヴァリエフードセラーも紹介されている。たぶん今後もいろいろなところで配布されると思うから、ぜひGETしておこう。

2014年11月 5日 (水)

今年は「天気予報は雨」が挨拶の枕言葉、「ふささら祭り」を歩いた

 11月2日と3日の天気予報が「雨」から「晴れ」に変わったことに、草加市民の少なくとも2割は心から喜んだと思う(数字に根拠無し(^_^;)。草加市最大のイベント「草加ふささら祭り2014」の初日の朝は予報に反して快晴。
 2日間、取材と称してふらふらぐるぐるしてきたので、そのレポートを。


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※2日の朝は快晴。10時前なのでまだ人はそれほどいない。

 実は今年初めて、松原遊歩道横の足立越谷線で行われる「少年駅伝大会」から見始めた。
 午前9時、開会式の空は青く、挨拶をするスタッフや招待者の言葉には必ず「天気予報では雨でしたがこの通り晴れて………」というセリフが入ることになった。

 「少年駅伝大会」は想像していたのとは違い、ふささら祭りのため通行止めになる足立越谷線を使った一種のリレーだった。トータル40以上の、野球やバスケットボールなどの市内スポーツチーム(スポーツ少年団)が競う。朝日を浴びて輝く子供たち。応援する保護者の声が凄い。
 優勝チームの詳細はこちらをどうぞ。スポーツ少年団ブログ
 

 左岸広場に移動すると、すでにテントで埋まっていた。9時30分から「商工会議所まつり」オープニング。司会の三遊亭春馬氏のよく通る声が響く。
 商工会議所会頭さん、草加市長さんなどの挨拶はやはり「天気予報では雨でしたが………」。
 「去年は10万人が訪れましたが、今年は30万人、草加市が24万人なのでそれを超えて………」とお話されていたのはどなただったかしらん。

 このイベントではたくさんの市内業者さんがお店を出しているので、知っている人にたくさん出会う。
 お店が食べ物だけではないところがポイントで、「そうかモノづくりブランド」の商品が安く買える「モノづくりダイレクトセール」エリアだけではなく、左岸広場の中央を囲むようにさまざまな業者さんのお店が並ぶ。
 市内業者の大博覧会、ありとあらゆるものが揃っている感じ。


 しばらくぶらぶらして、一つほっとしたのは、松原遊歩道の南側に、ふつうの露店が出ていたこと。
 かつての「市民祭り」の、遊歩道に長く連なる露店に感動していたので、無くなったらものすごくつまらん、と思っていた。数はかなり減ってはいたけれど、金魚すくいや射的などにはしっかり子供たちが集まっていた。※
 

 午後は市民パレード。
 スタート地点の「ふささら祭りオープニング」を、メディアのカメラマン風に道路上で撮影(^_^;)。去年と同じ、「team清門」がよさこいジュニアPR隊としてパフォーマンス。
 「草加ふささら流し踊り」の人数に驚き、「埼玉県警察音楽隊」の格好良さにしびれていた。

 左岸広場と遊歩道をうろうろした後、「草加ラグーン JAZZ&ROCK Fes」の芝生上でしばらくジャズを聞く。

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※「シュガーヒルバンド」 芝生がまだ濡れていて座ってしまったことを後悔orz。


 パレードのシメは「どどん鼓連盟」で、太鼓チームが県道に散らばって演奏。それぞれ観客を集めてた。
 

 3日目は、ちょっと遅めに出て、まずは松原団地西口公園で初めて開催されたという「ドイツフェア」へ。
 どうやら「獨協大学 雄飛祭」との間にせっかく空間があるんだからなんかイベントやろうとして企画されたらしい(あくまで「噂」です)が、何で「ドイツ」だったのかがよくわからない。

 ステージイベントのタイムスケジュールがこれ。
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 市内の全高校が集結している。めずらしい。草加南高校と谷塚中学校の吹奏楽部は今年県大会に行ったし、草加西高校のダンスも確か上手だったはず。

 市内スクールミニライブとかなんとか、別のイベントにすればもっと印象が良かったんじゃないのかなあ。


 松原団地駅東口では「PINE JAZZ FES 2014」。

 駅前通りには路上ライブと模擬店で、なかなかいい雰囲気。ここでイケメンお兄さんのいる店でケバブを買ってお昼ご飯。

 ジャズフェスということで4箇所で演奏が行われているのだが、「ふささら祭り」メインイベントである「踊るん♪よさこい2014」を見なくては、とケバブだけ食べて県道方面へ。

 ちなみに「ふささら祭り」は午後4時で終了だが、「PINE JAZZ FES 2014」は夜7時まで。4時半すぎに通ったとき、駅前通りは片付いてしまっていたが、南側道路にあるメイン会場は演奏が続いていた。松原団地駅から帰ろうとした人が、音に誘われて大勢集まってきたんだろう、会場は大混雑。黄昏時のジャズ、しばらく聞いていた。
 

 さて、4回目となった「踊るん♩よさこい」、県道3箇所→綾瀬川ラグーンステージ→左岸広場ステージと流れていくシステムはいい感じ。露店・模擬店のある遊歩道側から見下ろしたり、ラグーンの芝生で座って見たり、は広々として気持ちいいし、左岸広場では完全なステージスタイルのパフォーマンスを見ることができる。

 最後の旗の競演+総踊りになると、その場にいる人みんなが楽しくなってしまう雰囲気となる。最後の「こばとんよさこい」ではいつのまにかコバトンが来ていた(午前の部の総踊りでも登場したとのこと)。

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※真ん中にコバトン。


 「よさこい」の演舞は、ダンス(さまざまな種類のダンス、ジャズやヒップポップ)や演劇、日本の伝統芸能の振り付けなど、さまざまな要素がなんでもあり的にぶち込まれていて、見ていてとてもどきどきする。

 こんな素敵なパフォーマンスが次々と繰り出される、これを無料で見ることができる、たくさんのチームがわざわざ草加に来てくれてるんだ、って思ったら、何かちょっと感動した。
 ジャズフェスのバンドだって学校の吹奏楽部だってそうだ、自分が楽しむ時間を削って来てくれている。
 そして、模擬店や露店、そのほかの出店など「おもてなしする側」の人数も膨大だ。

 「おもてなしされる側」として、改めてたくさん感謝したい。

 どうもありがとう、とっても楽しかった。


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※「神明庵」+「日光歴史街道活性化コンソーシアム」の「日光街道銘酒めぐり 美酒絢爛」

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※来年2月に開催される「ドレミファそうかコンサート」のお店。資金調達のため、演奏家協会会長である河内紀恵さん自ら販売。

 
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※あの「ひよこ」はひとつひとつ職人さんが手作りしていた!「目」を入れるイベントを開催。かわゆい。

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※色の変化とダンスのメリハリ、瞬きできないパフォーマンス!「常陸國大子連


 以前もお祭りのブログで書いたことがあったと思うけれど、「ふささら祭り」は「市民祭り」だった。
 かつては夏祭りのように、夜8時頃まで露店が出ていて、人が集っていた。
 いつだったか、巨大なクリスマスツリーが飾ってあって、それに点灯するイベントもあった。その頃の露店は谷古宇橋から松原団地入り口交差点まで、びっちり隙間無く露店が続いていた。通路は満員電車並みに混んでいた。夕暮れ、その通路を脱出し、百代橋や矢立橋に登って上から遊歩道を見下ろしたときの、灯りがどこまでも続く風景はとても幻想的で、ずっと見ていたいと思った。
 もう帰ろうと遊歩道を松原団地駅に向かっていたとき、目の前の赤ちゃんを抱っこしていた女性2人が、「私が学生の頃は夜までやっていて、遅くまで遊んでて楽しかった」と話していた。
 今の形になってしまったことを、物足りなく思っている人は大勢いるんだろう。
 

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