草加のキーマンが集う「交流サマーフェスティバル」
7月26日は、イベントの多い日だった。
草加駅西口では「よさこいサンバフェスティバル2014」。
また、有名な「隅田川花火大会」、隣町では「越谷花火大会」、ちょっと離れているが神楽坂でもお祭りがあった。
そんな日に、谷塚にある市民交流活動センターで、「交流サマーフェスティバル」というイベントが開催されていた。
それほど規模の大きいイベントではない。
ふだんこの施設を活用している3つの団体と、利用している人々の「交流」、利用者ではない人々との「交流」がテーマのイベントで、基本的には利用者がメインとなる(と思う)。
敷地に入ってまず目に入ったのは「そうかマルシェ」。
舌で溶けるふわっとしたかき氷を作っていたのは、インタビューでご登場いただいて以来、お世話になっているファーマーズハウスチャヴィペルトの中山拓郎さんだった(草生人2012年8・9月号「草加の元気人」)。
かき氷を食べていたら、こちらも大変お世話になっている谷古宇隆一さんに遭遇。
2階の児童センターの1室では、ゲームや手作りコーナーなどがあって、子供たちがたくさん遊んでいた。
ここでは谷塚児童センターのスタッフである関さんに案内をしていただいた。隣の部屋では乳幼児とお母さんがくつろいでいた。
「プラネタリウム」もあった。市内の天文愛好会のメンバーの方が、市販の家庭用プラネタリウム(「HOMESTAR」)のレンズ部分などを改良、手作りのドーム型テントに投影して実施しているという。用意されている整理券がすぐ無くなる人気のコーナーだ。
※手作りのドームの中は暑い(^_^;)
時間の関係で見ることができなかったが、次回はぜひ見てみたいと思った。
ちなみに、会社内に天文博物館を擁する「渡辺教具製作所」さんとは懇意にされているそうだ。
「青少年活動センター」である3階の体育室では、ミニライブが行われていた。ここの防音室で練習をしているバンドが出演。
ただ、ちょうど見に行った時に演奏していたのは「cheek color(チークカラー)」。
あれ、このまえの八幡神社祭礼のストリートパフォーマンスにその名前があった気が。
調べてみたら、「街の音(ね)LIVE」など草加のイベントによく出演しているアーティストさんだった。サックスの音が気持ちいい。
ライブの後ろでは、「スポーツ吹き矢」のコーナー。
1階の奥には、「みんなのまち草の根ネットの会」によるスペース。
※入り口看板
事務局長の青柳さんに少しお話をうかがうことができた。会報をいただけるという話などをしていて、ふと気が付いたら、手前で「草加お宝かるた」を読み上げている男性は、なんといろいろお世話になっている小俣さんだった(小俣克彦さん 東京製鎖株式会社 代表取締役)。
「みんなのまち草の根ネットの会」は、草加のキーマンが多く参加しているNPO法人だ。会長である宮本節子さんにもご挨拶することができた。いつかはぜひ取材させていただきたいと考えていたから、お知り合いになれたことはとても嬉しい。
左手は「ものづくり体験」の部屋。
花のアレンジメント、「ペーパークイリング」(細いカラーテープを使った小さな絵作り)の体験教室。
※ペーパークイリングの作品。
外にも、「サンドブラスト」(砂などの研磨剤を吹き付けて行う加工)を利用したアクセサリー作りができるコーナーもあった(「夢ぎこう」)。
※手製の、サンドブラストができる装置(「サンドブラスター」)。
草加松原の写真展示もされていた。
こじんまりとしているけれど素敵なイベント。
お子さんがいる家族にはゆったり充実した時間をすごすことができたんじゃないかな。「草生人編集長」にとっても有意義な訪問だった。
ただ、一般の市民にとっては認知度が高いとはいえないだろう。もちろん、大勢の人が押しかけるイベントでもないけれど、「知る人ぞ知る」にしておいてはもったいないとも思う。
公民館や、文化センターで開催されている、同じ形の「こじんまりとしているけれど素敵なイベント」はたくさんある。
今のままでいいのだろうか。
いつも考えているけれど、結局答えは見つからない。