「草加中央防災広場」オープンと「爽日市庭(そうかいちば)」
4月6日の朝、草加駅東口から歩いて数分という場所に新しくできた広々とした空間「草加中央防災広場」では、オープニングセレモニー(第一部は公民館で開催され、現地で開催されたのは第二部のお披露目会)とオープニングイベントである「ゆったり爽日市庭」の準備が進んでいた。
私は7時過ぎころから、「爽日市庭」のセッティング、テーブルや椅子の設置などをお手伝い。
天候が不安定ということだったけれど、11時すぎから始まったオープニングセレモニーと、ランチの時間(「爽日市庭」が忙しい時間)は青空が広がり、ちょっと早めに終わったものの無事イベントは終了。
2時半から予定されていた、草加市内イベント常連のバンド「NOXAH(ノア)」の演奏は2曲で終わってしまったけれど、「防災あずまや」の中に陣取るNOXAHのメンバーの周りに、残っていたファンや市民のみなさんが集まり、楽しく〆を迎えることができた。
さて、「草生人」編集部では、実はイベント直前に「草加風景カレンダー」を「爽日市庭」で販売させてくれませんかとお願いし、無事OKの返事をいただいていた。
今回は「取材」ではなく、一応出店者の端くれとして準備していたのだ。
場所はすでに埋まっているので、あるテントの片隅にそそっと「草生人」バックナンバーの配布用ラックを置かせてもらい、その前でこじんまりとカレンダーを売る予定だった。が、そのブースを利用する予定のお店が出店を中止したため、1店舗分のスペースをいただいてしまった。
これはチャンス!と喜ぶべきかもしれないが、販売がメインのイベントではいかんせん場違いな雰囲気(^_^;)。「草加風景カレンダー」しか売るモノが無い。持っていった草生人バックナンバーをずらりと並べ、カレンダーも見本をテーブルに貼り付けて見た目をなんとか整えたが、何かこう、見に来ていただいたお客さまの期待に添えない感じが………………なんてことを考えて積極的にセールスしないものだから、「草加風景カレンダー」は2つしか売れなかった。
すみません10%の売上ってホント雀の涙より少なかったですm(__)m
「爽日市庭」の素敵さは 爽日市庭facebook などでフォローしてもらうとして、今回の主役は「草加中央防災広場」だ。
この広場を防災公園にという案は、「高砂・住吉・中央(TSC)地区まちづくり市民会議(以下「TSC」)」から出たそうだ。この市民会議の会長さんは、「今様・草加宿」市民推進会議のトップ岡野喜一郎氏。うんうん(納得のうなづき)。
TSCは、古い団地が取り壊されてできた広々としたこの空間を「みんなのあそびば原っぱ」と名付け、さまざまなイベントを開催していた。グランドゴルフ、星空映画祭や音楽イベント、たこ揚げなどの冬あそび………。
岡野さんは、オープニングセレモニーの主催者あいさつで、ここが災害時には3000人を収容できる防災の機能をそなえた公園であることという他に、観光バスを止められる、草加観光の基点となる面があることを強調されていた。「今様・草加宿」のお散歩ルートの出発点なのだ。
周りに敷き詰めた芝が定着し、植樹した緑が繁るころには、何台も観光バスが止まり、「草加松原遊歩道」をめざす観光客が降りてくる場所になっているのかもしれない。
そして同時に、さまざまなイベント、「星空映画祭」や「爽日市庭」が定期的に開催されるようになれば、草加市という街のコアとなる、素敵な場所になっているんじゃないかな。
広場入り口にあるボード。
地下水をくみ上げる「防災井戸」、下水に繋がり仮設トイレとなる「防災トイレ(公園のトイレの裏にある)」、救急活動ができる防災テントとして使用できる「防災あづまや」、災害時にかまどとして使用できる「かまどベンチ」が設置されている。
広場を使うときは、草加市役所「スポーツ振興課」が窓口になるそうだ。
防災広場の面積は約7300平方メートル。
ちなみに綾瀬川左岸広場の方は約4万平方メートル(工事完成後。約4.1ヘクタール)。